2008年1月20日日曜日

■細胞の情報伝達がいかに大切か■

次の2つの言葉の違いは何であろうか?脂肪(FAT):食べる(EAT)違いはEという文字の一番下の短い線だけである。しかしこの短い線が全く別の意味をなす。

【補足:カタカナで「フキヲタベル」・・・”フ”に短い線が付いて「マ」-マキヲタベルと人は薪は食べない!ところが”タ”から線を採って「ク」となればーマキヲクベルで”言葉にはなる】

細胞間コミュニケーションにおいても同じことがいえる。コミュニケーションがうまくいっているときには物事はうまく働く。もし文書による通報通信が壊れてしまったら?もし葉書を書くのに必要な全ての文字を持たなかったら?あなたは間違ったメッセージを送ってしまう。

同じようにいくつかの糖質が失われると、あなたは病気にかかる。例えば一つの症例としてリウマチ性関節炎を考えてみよう。リウマチの患者のある細胞は、ガラク卜ースだけが欠乏した奇形の糖タンパク質を持っている。

欠乏しているこの糖質が多ければ多い程関節炎がひどい。関節炎は一つの例にすぎない。細胞表面にある奇形の糖鎖は、今では多くの病気の特徴として知られている。

糖質栄養が不足すると、細胞が持っている適切にその要求を伝えるという能力を途切れさせる。結果的に、我々の免疫細胞は侵入者を認識、警告、攻撃することができなくなってしまうことになり、このことで感染に対するリスクはより高まる。

また、細胞のミス・コミュニケーション(間違った連絡)は間違った信号につながり、免疫システムに健康な組織を抗原といわれる外部からの侵入者と間違えさせる。その典型例が、自己免疫疾患、花粉アレルギーなどである。

しかし間違った情報伝達の最も有害な結果は、変異した細胞の複写を免疫システムが認識できなくなることだろう。この認識がされないとガンになることを避れられない。

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