2008年1月20日日曜日

■糖のコードを使つて情報の伝達■

すべての細胞は、感染性の微生物を含めて、抗原とよばれる“IDタグ”のようなものをその表面にくっつけている。これらの分子形跡は我々の免疫軍司令官に侵入者が敵か味方かを教える。もし敵であった場合には、抗原は免疫システムを刺激して抗体を作らせそれに対して作用させる。

驚くべきことに、免疫細胞は何千という抗原を認識し反応する。“IDタグ”は、糖のクサり(糠鎖)であり、細胞の表面に書かれており、この糖のコードを使つて情報の伝達を行う。免疫細胞は体の中を他の細胞に触れながら移動して、以下の3つの質問をしている。


1.あなた(他の細胞)は私(この体の一部)なの、そして大丈夫?

2.あなたは私なの、そして大丈夫ではないの(助けが必要)?

3.あなたは私でないの、そして排除、破壊されるべきなの?



これらの質問とその答えは細胞表面についている糖コードを通じて翻訳される。その回答により、免疫細胞は、


1.その細胞をそのままにしておく。

2.その細胞を修復するか、または守るために助けを呼ぶ。

3.外部からの侵入者またはガン細胞を殺すために応援を呼ぶ。         



多くの感染物質は定期的に変異することにより、免疫システムを混乱させるので、正しい免疫応答は複雑化している。これは我々がいろんな種類の風邪や流感にかかることの説明になる。感染物質が変異するたびに、新しい抗原が必要となる。そして、これはT細胞とB細胞の間で複雑な情報伝達を必要とする。

これが速くおこればおこるほど、免疫システムは変異感染物質からのダメージをより速く防御したり治癒したりすることができる。新しい抗体が一度作られると、それは永遠に記憶に残される。体内に十分な糖質が供給されていれば、体はこのプロセスを速やかに行うことができるのである。

事実:感染性の侵入者とは関係ないと考えられていた病気は、実は適正な免疫応答のきっかけになり損なうか、あるいはその免疫応答を過度に刺激してしまうかする微生物によって引き起こされているのだということが発見されつつある

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